2022.05.11

覆水盆に返らないから、予防が大事

いつの間にか忙しい年度末も過ぎ、北海道も急に暑さが増してきました今年の冬は特に雪が多く、どこもかしこも交通障害で青色吐息といった様子でした。こういうときは、しみじみ地下鉄通勤で良かったと思います。混雑はしましたが。

さて、そんな年度末にちらほらと「どこそこの会社で不正アクセスが!」というニュースを目にしました。毎年聞かない話ではありませんが、今年は本当に多かったのか、ニュースで取り上げられる機会が多かったのか、「また?」という印象が強かったように思います。

不正アクセスと一口に言いますが、その被害の受け方は様々です。顧客情報の流出は代表的な例ですが、データを削除される、盗まれる、改変される、或いは破壊されるなど、どれも経験したくないものです。まして相手は素性も目的も分からない侵入者なのですから、不正アクセスが分かればその被害を調べるだけでも膨大な時間と労力が必要です。復旧は言わずもがな。未然に防げるのならば、それに越したことはありません。24時間365日、全てのパケットを人が監視できるのであれば可能かもしれません。しかしながら、現実にはパケットはネットワーク内をミリ秒単位で流れ、人の目がそれに追いつくはずもありません。

ネットワーク監視システムの目的は、高速で流れるパケットを解析し、アクシデントの予兆を検知することです。プロトコルの流量が普段より多くないか、或いは少なくないか。覚えのないユーザがアクセスしていないか。危険なメッセージを含んだパケットが流れていないか。アクシデントにつながるかもしれない可能性を知らせ、ネットワークの健全さを保つ、それが弊社のネットワーク監視システム『Tegnos』の重要な役割なのです。

(担当者:シェルティ派)