2022.06.20

マナーを学ぶ理由

4月に新入社員が入り、私もいろいろと仕事の仕方を教えることが多くなりました。自分が1年目のときに困ったこと、遠慮して質問できなかったことなどを思い出しながら懐かしい気持ちになっております。

そのなかでふと感じたことがあります。それは社会人マナー講習についてです。

当時私は、教えていただいたマナーの内容に関して2種類の感想を持っていました。1つは、「そんなのあたりまえでしょ」、もう1つは、「そんなの誰が気にするんだくだらない」です。

例えば、名刺は相手側から読めるようにして渡す…あたりまえですね。お辞儀は腰から曲げて背筋を伸ばす…これもあたりまえです。

ではこれはどうでしょうか。木製のお皿の木目は相手に向かないように置く…うーん。ハンコは目上の型のハンコに対してお辞儀をするように押す…ため息がでますね。最近はリモート会議の表示順を気にするなんてのもあったり。

私が思うのはこの2種類のマナー、実は共通して相手を”思いやる”という目的があって、それが妥当なものなのか、行き過ぎたものなのか自分の中で勝手に線引きしているだけなんですね。人によっては名刺の受け渡しマナーもどうでもいいだろうし、ハンコお辞儀があたりまえかもしれないんです。

そういう意味では、実践するかは置いておき、知識として蓄えておくことで、いつの日か如何なるマナー許容範囲の相手とでも、適切な距離感と思いやりの行動をとることができそうな気がしています。

ちなみに私が相手のマナーで気分が悪くなることはまぁないです。

(担当:670円)