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2026.02.16
遅い正月

2月の定番イベントは、節分、立春、雪まつり、そして時々旧正月です。
昨年は旧正月が1/29だったので、雪まつり期間と重なりました。
今年の旧正月は2/17だそうです。かなり日付が違うので、原因を少し調べてみました。
旧正月は旧暦の正月です。日本では何度も改暦があり最後の改暦が明治6年で、それ以降グレゴリウス暦になりました。
ここで言う旧暦というのは明治5年まで使われていた天保歴(天保壬寅元暦)になります。
10年以上前にベストセラーになった「天地明察」という本は更に古い貞享暦という暦がテーマでした。
天保歴は太陰太陽暦の一つで基本的な規則は以下になります。

規則1. 月の最初(一日)は新月(朔)とする
規則2. 冬至は11月
規則3. 冬至から次の冬至までの月数が13の場合閏月が入る
規則4. 閏月は中気が含まれない月とする

月の満ち欠けの一巡りは約29.53日なので、旧暦のひと月は29日と30日の2通りあり12ヶ月で354日程度になります。これだと、太陽歴より11日ほど少なくなり、約2.7年でひと月分ずれてしまうので閏月を入れることになります。
閏月の周期の近似では、「19年に閏月が7回」というメトン周期が有名です。
どうやら閏月が入るとそれ以降の月が後ろずれして、翌年の旧正月が2月中旬になるらしく、実際に20年間の旧正月を確認したところ、正しいようです。

2017/1/28 (閏5月)
2018/2/16
2019/2/5
2020/1/25 (閏4月)
2021/2/12
2022/2/1
2023/1/22 (閏2月)
2024/2/10
2025/1/29 (閏6月)
2026/2/17
2027/2/7
2028/1/27 (閏5月)
2029/2/13
2030/2/3
2031/1/23 (閏3月)
2032/2/11
2033/1/31 (閏11月)
2034/2/19
2035/2/8
2036/1/28 (閏6月)
2037/2/15

最後に、規則4に関して簡単に説明します。
1年を黄経15°で24分割したものを二十四節気といい、冬至や立春などもこの中に含まれます。
二十四節気は交互に節気と中気に分かれています。例えば今の時期だと冬至、小寒、大寒、立春という並びですが、冬至と大寒が中気、小寒と立春が節気です。中気は12個ですので、平年だとひと月に一つの中気が含まれます。ただし閏年は13月ありますので、どこかに中気が含まれない月があり、その月を閏月とするのが規則4です。
以上、気になった疑問に一応答えは見つかりました。調べてみると旧暦については他にも色々面白い話題があるようで、機会がありましたら、またご紹介します。

(担当:丙午)