2025.11.10
本は買ったその日に読んだ方がいい
こんにちは。
『会話の0.2秒を言語学する』 という本を読みました。
(実際に読み進めたのは半分くらいまで)
本当はこれでいっちょ気合を入れて力作を書くか、と思っていましたが、 諸事情により今回は省エネ気味に書かせていただこうと思います。
この本は、私が愛してやまないYoutubeチャンネル、ゆる言語学ラジオの話し手である水野さんが、自らの言語学の知見と情熱を詰め込んで書き下ろした一冊となります。
ゆる言語学ラジオ↓
https://www.youtube.com/@yurugengo
タイトルは、
「人が相手の言葉を聞いて、返答までかかる時間はおよそ0.2秒。その間に頭の中では何が行われているか。」
というニュアンスです。
書中に用いられていた例として、
「この部屋寒いね」 という発話には通常、暖房を入れてもいい?とか、部屋から出たい、など、(事実そのものだけでなく)言外の意図が含まれます。
人の発話の目的は、事実の伝達ではなく、それを通して、聞き手や世界に働きかけること ということです。
発話によって伝えているのが事実だけであれば、言葉の行き違いなどは起こりません。
行き違いが起こるのは、人が言葉を「解釈」しているからです。
ではその解釈って、どうやって行われているのでしょうか?
そういったことを掘り下げて考えて行く本です。
コミュニケーションに悩んだことのある人ほどオススメです。
人との会話に特に悩んだことも無いよという方も、睡眠導入剤として試しに買って読んでみると良いかもしれません。
(担当:曇傘)