2025.07.30

トヨタ自動車九州苅田工場にてエスカレイド ボウルの追加実証実験を開始します

バーナードソフトは、当社が開発する嵌合音判定システム「エスカレイド ボウル」の追加実証実験を、トヨタ自動車九州株式会社様(本社:福岡県宮若市)の苅田工場にて、本年8月より開始することをお知らせいたします。

本実験は、豊田油気株式会社様(本社:愛知県豊田市)のご協力のもと実施されます。

 

実証実験の背景と目的

実証実験の目的は、ベアリングの異音検知です。ベアリングの異音検知は、現在は人が耳で音を聞いて確認していますが、技術者の能力差や俗人化などにより、トヨタ自動車九州様で長年の課題となっておりました。

本年1月および5月に実施した初期テストでは、エスカレイド ボウルはベアリングの微細な異音を正確に検知し、トヨタ自動車九州様から高い評価をいただきました。

2026年の本格導入を目指し、本年8月より、システムの更なる精度向上と、現場運用を踏まえた追加実証実験を開始します。

 

機器構成

ベアリング付近にマイクを設置して集音し、AIを搭載した解析PCで、学習した音と合致しているか判定します。判定値はリアルタイムで数値化され、Web上で閲覧できます。

設置物

エスカレイド ボウルは市販のマイクとミニPCで構成されています。