2024年11月

2024.11.25
開発フロー改善のためのソフトウェアデリバリーパフォーマンス計測

最近自社製品のフロントエンドチームでは、ソフトウェアデリバリーパフォーマンスを改善指標として採用し始めました。

なぜソフトウェアアデリバリーパフォーマンスという指標を選択したのか、そもそも指標が必要になったのか自分自身の備忘録のために書いていこうと思います。

あくまでも個人的意見なので、参考程度にどうぞ。

きっかけ

様々な要望を品質を落とさずに迅速に対応できる開発チームを構築する必要があると感じたことがきっかけでした。

正直なところ私は、今のチームのパフォーマンスに懸念をもっていました。 今現在でも自社製品で対応したい要望タスクをすべてこなせておらず、要望はたまっていく一方です。 今後を考えると、要望対応や機能開発のスパンは短くするための取り組みが必要だと考えています。

また、開発チームメンバの入れ替わりが激しくなったり、開発チームメンバが減ったりすることを想定されるため、持続可能な開発チームの構築が急務です。 持続可能な開発チーム構築していくには、個人のマンパワーに頼るのではなく、チームでの開発フロー等の改善等を行い、メンバーの入れ替わリが発生してもチームでのパフォーマンスが大きく変化しないような環境づくりをおこなう必要があります。

しかし上記のような改善活動を行っていくにあたって定量化された指標が存在しないため、どのような問題があるのか、取り組んでいる改善案が効果があるのかを判断することができませんでした。

ソフトウェアデリバリーパフォーマンスという指標で、問題を改善していく

よってチームの開発フローの改善を行うため、ソフトウェアデリバリーパフォーマンスという指標を採用しました。

ソフトウェアデリバリーパフォーマンスは、単なる数値目標ではなく、組織の開発能力と市場競争力を直接的に反映するもので、DORA の研究によると、デリバリーパフォーマンスの高い組織は、市場変化への迅速な対応力、顧客満足度、そして製品品質において優位性を保持できることが実証されています。

DORA(DevOps Research and Assessment)の研究によると、高いデリバリーパフォーマンスを持つ組織は以下の点で優位性があると実証されています。

  • 市場変化への迅速な対応が可能
  • 顧客フィードバックの素早い製品への反映による競争力向上
  • 顧客満足度の優位性
  • サービスや商品の量の優位性
  • 製品やサービスの質の優位性
  • 競合他社に対する優位性

詳しくは以下参考 https://dora.dev/research/2015/

Four Keys(DORA Metrics)によるデリバリーパフォーマンスの定量化

ソフトウエアデリバリーパフォーマンスを定量化することができないと、改善行動を行うことができません。 定量化は、Four Keys(DORA Metrics)というメトリクスを用います。

Four Keys(DORA Metrics)は、以下の 4️ つで構成されています。

1. デプロイ頻度(Deployment Frequency)

  • 定義:本番環境への変更をデプロイする頻度
  • 意味:小規模な変更を継続的に提供する能力

2. リードタイム(Lead Time for Changes)

  • 定義:コミットからデプロイまでの所要時間
  • 意味:開発プロセスの効率性

3. 障害率(Change Failure Rate)

  • 定義:デプロイによる障害の発生率
  • 意味:変更の品質と安定性

4. 復旧時間(Time to Restore Service)

  • 定義:障害発生から復旧までの時間
  • 意味:障害対応の効率性

上記の指標を計測することで、計測値から問題点の特定をし、改善策を立てて、改善策の効果測定を行っていくことができるようになり、チームのパフォーマンスの改善を行っていくことができるようになります。

まとめ

ソフトウェアデリバリーパフォーマンスで、開発チームのパフォーマンスを計測することができる。

ソフトウェアデリバリーパフォーマンスは、開発して提供する速度だけではなくて、利益や業績、株価とも相関関係がある指標で、指標として信用できる。 ソフトウェアデリバリーパフォーマンスは信用できる指標なので、改善軸として改善策の検討、効果検証ができる。

FourKeys でソフトウェアデリバリーパフォーマンスを定量化できる。

(担当:ぶくぶくちゃがま)

2024.11.11
耳で浸る

こんにちは。冬の通勤に市電(札幌の路面電車)に乗りたくなさ過ぎて、自転車にスパイクタイヤを履かせて通勤に挑もうとしてる人です。

皆さんは普段どんな音楽を聴きますか? ロック、J-POP、クラシック、ジャズ、はたまたアニソンなど、好みやシチュエーションによってさまざまだと思います。 かくいう私は、頭を振り回したくなるようなロックやメタル、EDMやハードコアテクノなどの電子音楽、ファンクやソウル、フュージョンなど、守備範囲は広いです。アニソンやゲーム音楽もアーティストによっては好きです。

今回はその中でも特に聴く機会の多い、フュージョンと好きなアーティストについて紹介します。 はい、好きなもの紹介コーナーですね。

〇フュージョンとは?
1960~1970年代に発生した、ジャズをベースにロックやファンクなどの要素が融合された音楽のジャンルのことです。その名の通りフュージョンですね。
かなりロックに寄ったものもあれば、リラックスミュージックに使われるようなものまでと、1口にフュージョンといってもその中身は様々です。

〇好きなアーティストと楽曲
おすすめしたいアーティストはたくさんいますが、今回はその中でも特に好きな3人を紹介します。

1.ブライアン・カルバートソン
フュージョンの中では代表的なアーティストの1人(ピアニスト)。 煽情的なメロディが得意かと思えば、非常にファンキーな曲も手掛けており、この人だけでフュージョンを堪能できるといっても過言じゃないかも。 リラックス系のBGMを流していたら、一度は耳にしたことがあるかもしれません。 

〇好きな曲

  • Get It On
  • Do You Really Love Me?
  • レッツ・ゲット・スターテッド

2.ジェフ・ローバー
キーボーディスト。個人的にはこの人が一番好きです。
聴くだけでとても晴れやかな気分になり、コードやリズムを分析的に聴いてみると、かなり高度で難しいことをしているのがわかるという、2度おいしいアーティストです。

〇好きな曲

  • ポイント・ヴィーナス
  • レイン・ソング
  • Bring It On

この3曲、全て私が生まれる前にリリースされた曲ですが、全く古さを感じないのがこの人のすごいところです。

3.マーカス・ミラー
ベーシスト。 スラップベースの代表といえばやはりこの人。 自分もベースを弾くのでいつかこの人並みに弾けるのが夢です。

〇好きな曲

  • Run for Cover(正確にはこの人の曲じゃない)
  • BLAST
  • POWER

番外編 ロバート・グラスパー
ジャズピアニスト。この人はフュージョンというよりジャズ×R&Bですが、どうしても紹介したかった…

ジャズにR&Bやソウルの要素を組み込んだ最先端のアーティストで、一時期オワコンとされていたジャズを復活させたヒーローとも呼ばれています。
彼が奏でるあまりにも美しいピアノの旋律に、アフリカ系アメリカ人のソウルが強く込められた楽曲は筆舌に尽くしがたいです。

〇好きな曲

  • ソー・ビューティフル
  • ベター・ザン・アイ・イマジンド
  • To You
  • ブラック・スーパーヒーロー

こうやって語って見ると、本当に色んなアーティストがいるんだなと感心します。音楽はいいですね。

皆さんも鼓膜を守りながら好きな音楽を楽しんでいただければと思います。

P.S.
ちなみにイヤホンはHUAWEI FreeBuds Pro2を愛用しています。オールラウンドに使えてNCも強力な優秀なイヤホンです。

(担当:低音)

2024.11.05
ゲームで運動

先日Nintendo Switchのゲーム、フィットボクシング2を購入しました。

数か月間、ほしいな…とは思っていたのですが、今までYouTubeの筋トレ動画等、全く続かないタイプだったので買わずに我慢していました。
が、「通勤以外の運動があまりにも少ない!」「インドア派で家から出たくないけど運動したい!」ということで、ついに購入に至りました。

今のところ8日連続で続けられています!(開発ブログ投稿までの期間で連続記録途切れました。また頑張ります。)
最初は弱々しかったパンチが少し強そうなパンチになった気がします。

さらに、続けているとパンチ以外の動きも追加されてなかなか疲れます。
始めて5日間くらいは体のどこかしらが重めの筋肉痛になってました。

意外と体全体を動かすので、10分でもかなり暑くなります。
毎年11月は、寒いけどストーブなしで過ごしたい…!と思っているので、今年はフィットボクシングで温まって乗り越えられるとうれしいです。

(担当:ぴ)