2024.08.26
「エスカレイド ボウル」による嵌合音判定とは
「エスカレイド ボウル」は、最新のAI技術を用いた、嵌合音判定システムです。正常音と異常音を学習したAIが、今鳴っている音が学習した音にどれほど近いのか判定します。判定値はリアルタイムで数値化され、判定値が低い場合はアラートを上げます。
従来のエスカレイドは、常に鳴っている一定の音の検知を得意としていました。エスカレイド ボウルは、1秒に満たない短い音や特定のサイクルで鳴る音の判定が可能です。コネクタやスナップフィットの嵌合、プレス機や射出成型機のかじり検知などに活用できます。
ベテラン作業員の技術を継承できる他、人的コストや不可の軽減が可能です。
学習と運用のイメージ
「正常音」(=嵌合)と「異常音」(=半嵌合)を学習し、今鳴っている音が「正常音」にどれだけ似ているかを判定するシステム
コネクタの聞き分け
3極のコネクタを「正常音」、2極・4極のコネクタを「異常音」と学習したAIが、今の音が「正常音」にどれだけ似ているのか検知します。
実際の作業を想定し、ワイヤレスマイクを用いて集音を行います。
「正常音」に似ていれば100%に近い値、「異常音」に似ていれば0%に近い値になります。