2024.06.13

AI嵌合音判定システム「エスカレイド ボウル」をリリースしました

バーナードソフトは、2024年6月、AIを用いた嵌合音判定システム「エスカレイド ボウル」をリリースしました。

エスカレイド ボウルは、AIで瞬間的な音の正誤を判定するシステムです。コネクタ嵌合やプレス機などの1秒に満たない音や、開閉モーターなどの1〜2秒ごとのサイクルで動作する音の判定が可能です。

導入イメージ

導入イメージ

開発の背景

バーナードソフトは、音とネットワーク通信に強みを持ったソフトウェア企業です。

2018年に、その知見を活かし、エスカレイド ボウルの前身である「エスカレイド」を開発しました。エスカレイドは、AIが現場の音を学習し、リアルタイムで現場の音を監視、音の違いがあればアラートを上げるシステムです。機械の故障前には音が変化するのですが、従来は人の耳で音の違いを聞き分け、故障前に修理を行っていました。この保守点検をエスカレイドが代替することで、人による点検技術の差がなくなり、人件費も削減できます。

もともとエスカレイドは、ポンプや回転体など、徐々に変化する一定の音を得意としておりました。しかし、瞬間的な音の違いを判定したいという顧客の声が多数あり、その声に応えるために開発したのがエスカレイド ボウルです。

 

エスカレイド ボウルの仕組み

エスカレイド ボウルは、「今鳴った音が学習した音にどれだけ近いか」を示すシステムです。音の近さはリアルタイムで数値化され、PC画面等で閲覧することができます。

実証実験の段階では、手元にピンマイクをつけ、手元作業の音を録音していましたが、今後他のセンサー等でも実験を進める予定です。

ピンマイクとコネクタ 判定画面イメージ

ピンマイクとコネクタ

判定画面イメージ

 

今後の展望

エスカレイド ボウルは現在製造業等で実証実験を進めており、2024年10月以降に本格導入を目指しています。また、業種・業界問わず、様々な企業への導入を目指しています。

 

関連リンク

エスカレイド製品紹介
エスカレイド ボウル製品紹介

 

本件に関するお問い合わせ
株式会社バーナードソフト
担当者:営業部 丹羽
電話番号:011-776-6738
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